わたしの故郷、金沢には辻占(つじうら)という独特の正月菓子があります。アメリカのフォーチュンクッキーのルーツともいわれるお干菓子です。
基本的には米粉を使った甘い生地で、中におみくじが入っているのですが、お店ごとに個性はいろいろ。
こちらは嘉永2年(1849)創業の諸江屋さんのもの。
絵がかわいいので気に入っているのですが、書かれている言葉が意味深!!
なんでも花街で芸妓さん相手に旦那衆が引くものらしく、大人として読み込むとかなり艶っぽそうな…(ご想像にお任せします)。
1枚だけだと謎すぎるので、うちでは2枚引いてその年のご神託としています。
こちらは高砂屋さんの。
諸江屋さんより餅生地感アップ。
七転び八起き
とか
おもいが かのう
とか
いそがぬが よろし
など、言葉が明確なので1枚引きでOK。
ある日のコーヒータイムに引いたのがこれ。
ただ なんとなく
本当に、ただ なんとなく 引いただけだったので大当たり!
みんなで引くと盛り上がります。
年末から年始にかけて、金沢駅の商業施設やデパートでも売っているので機会があればお試しを。
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